亀井知永子Yongenそのもの２。詳細はアーチストページ参照。水瓶座カスプ

菊池市長の江頭実さんと奥様の桂子さんに会いに熊本県菊池市に出かけました。

わたしにとっては、高校の修学旅行以来の熊本体験。

お二人とは、ロンドン時代に知り合いました。

大手銀行のロンドン支店長として赴任して来られた江頭さんご夫妻と、音楽、アートを通して友人となり、日本に帰って来てからも定期的にお会いしておりました。

仕事をする世界は隔たっていても、海外という、アウェイな環境で培われた本能で繋がらせていただいたような気もします。

そんな江頭さんが生まれ育った菊池市の窮状を何とかしようと、慣れない政治の世界に足を踏み入れ、見えない圧力に立ち向かい、選挙では圧倒的な勝利をおさめて市長になった経緯をそばで見ておりました。

菊池市を２日間に渡って案内して下さった江頭市長夫妻は、どこにいても人に呼び止められ、話かけられ、街を良くしようという気運が誰のものでもなく存在していることが手に取るようにわかります。

天然の水が水路を通じて街に畑に流れ、日本の風景ってこうだったんだなあ、と言わば自分の中に眠っていたDNAが目覚めたような不思議な感覚。

こういう感覚を忘れずにいたいと心から思った２日間でした。

日本人が持つ誠実さは、きっと美しい水のある風景から生まれたものに違いないのです。