• ARTISTS
  • WORKS
  • OKURIBOSHI
  • ART
  • NEWS
  • CONTACT
  • HOME
HOME > OKURIBOSHI > 案外スパイスマジック

案外スパイスマジック

竹花いち子Yongenが愛する”さすらいの料理人”。イマジネーション溢れるクリエイティブな料理で人々を魅了する。

料理のしごとをしていると、おべんとうを頼まれることも少なくなくて。
数とタイミングがあえば「よーし、今度こそーっ」と腕まくりをする。

今度こそという意味は、時間になんとか間に合い手渡したあと
決まって何かしら

「もうちょっとああすれば良かった」的な想いが残るという意味です。

「もうちょっとああすれば」以外にも、根本的なところではおべんとうの容器のこと。
ぜんぜん理想とは違うけれど、予算に見合って気持ちにぴったりと来るモノが見つけられなくて
結局ずっと他のものを探しながら「環境対応型」という白い紙製品を使ってる。
FUJI ROCKでも全部コレだよって友達が教えてくれた、ソレ。

もひとつ、楽しくないな。
こんど頼まれているのはカラフルなパーティーの「ちょっとした美味しいおつまみセット」だし。



そんな気持ちでその白い紙のパッケージを眺めていたら、やっとひらめいた。

これは格好のキャンパスだもの、描いちゃおう描いちゃおうってクレヨン握った私。

出来あがった「おべんと箱」をずらっと並べたら(この時は50個)けっこう気に入ってしまって、「これはもう後には引けないぞ」ってちょっと恐くもなりました。

はい、以来、後には引けず、おべんと箱を使うたび、「食べる人の顔や場所、趣旨」などを想像しながらクレヨンを握っている。絵はね、そうそう自由になんでも思ったように描けるわけでもなくて、
たいてい花になりがちなんだけど、文字で「あなたのために」感が出せるところがラッキー。
おかげさまで評判もよく嬉しい。

料理って、料理だけじゃないんだなって思います。私にとってクレヨンも調味料のひとつになった
この頃です。

あ、YONGENとクレヨン、ヨンつながりで、こんなお話。

竹花いち子 写真