昨年に続き、ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんのプライベートコンサートがアルファベッティ企画・プロデュースの元、2024年4月16日にサントリーホールで開催となりました。

この日は快晴に恵まれ、お客様も春の陽気と共に軽やかにご来場されます。

この特別公演の為に、たくさんのスタッフが朝から会場をスタンバイ。ステージ上では音を彩る特別な照明の数々が、緻密に構築されて行きます。

本公演は第一部をヴァイオリン：葉加瀬太郎さんを中心としたトリオ構成で行い、第二部からヴァイオリン二人にヴィオラ、コントラバスを加え、室内楽をテーマに葉加瀬さん達のオリジナル楽曲とクラシックの名曲が届けられます。

昨年も好評だった来場されるお客様をもてなすウェルカム・ドリンク。その為に設けられた「ブルーローズ」では久しぶりの再会を喜ぶ皆様の活気と笑顔が溢れ、このコンサートに対する期待感と高揚感が会話から伝わって参りました。

葉加瀬さんのCDやオリジナルグッズも会場で販売され、会場の子供たちも目を輝かせながら手に取っていたのが印象的でした。

二部構成となる本公演は、第一部の一曲目を葉加瀬さん、柏木広樹さん（Vc）、西村由紀江さん（Pf）のトリオ編成による「エトピリカ」で観客を魅了すると、「ひまわり」「To Love You MORE」とメジャーナンバーが続きます。第二部から今野均さん（Vn 1st）、加藤光貴さん（Vn 2nd）、生野正樹さん（Vla）、西嶋徹さん（Cb）を加え、「Another sky」「シシリアンセレナーデ」、そして「リベラルタンゴ」へ続き「情熱大陸」で会場の熱狂は最高潮に達します。

更なる円熟味と表現力を解き放つ演奏に観客は圧倒され、全ての演目を終えると言いようのない熱い感動が内から溢れ出て参りました。

我々自身、改めて音楽の持つ力に深い感銘を受け、観客のみなさまとそれを共有できた事を心から嬉しく思います。

会場を覆い尽くす割れんばかりの拍手を聴きながらステージ上で清々しい表情で立つ音楽家を見つめ、とても誇らしい気持ちで満たされました。

開催に伴いご協力を頂きました関係者様、スタッフ、素晴らしいアーティストの皆様、そして、本公演及び葉加瀬太郎 春ツアーのスポンサーをして頂いている岩谷産業様には、この場を借りて心より御礼を申し上げます。

(photographed by Kazunori Ishide)