アルファベッティが企画・プロデュースを担当し、長い時間をかけて準備をしていたヴァイオリニスト・葉加瀬太郎さんのプライベートコンサートが、2023年4月25日にサントリーホールで開催されました。

サントリーホールは国内で最高峰と謳われるホールの一つであり、音楽家にとってもこの「大ホール」で演奏する事は誉れであり憧れでもあります。事実、葉加瀬太郎さんも、このホールでの演奏は「音が天井から降りそそいでくる様だ」と表現しております。

本公演はヴァイオリン：葉加瀬太郎さん、チェロ：柏木広樹さん、ピアノ：西村由紀江さんのトリオ構成を軸に、特殊な舞台照明を駆使し色とりどりのライティングが曲とシンクロされます。

お客様に最高のコンサートを楽しんでいただける様、朝早くから入念なテストとリハーサルが行われました。

そして今回、ご来場されるお客様をおもてなしする為にサントリーホール内にある小ホール「ブルーローズ」を貸し切り、ウェルカムドリンクで華々しくお迎え致します。

コンサート開演前の盛大なウェルカムドリンク会場で、久しぶりの再会を喜んだり、コンサートへの期待を楽しそうに話されているお客様の表情がとても印象的でした。

会場で販売していた葉加瀬太郎さんの新作CDやオリジナルグッズもとても好評でした。

二部構成となる今回の公演は、第一部を葉加瀬さん、柏木さん（Vc）、西村さん（Pf）のトリオで情緒感と深みのある楽曲で観客を魅了すると、第二部から今野均さん（Vn 1st）、加藤光貴さん（Vn 2nd）、生野正樹さん（Vla）、西嶋徹さん（Cb）を加え、「シシリアンセレナーデ」「To Love You More」「リベルタンゴ」で会場の一体感と共にヴォルテージが最高潮になると、最後はアンコールの「情熱大陸」でフィナーレを迎えます。

全ての演目を終え、サントリーホールに響き渡る鳴り止まないお客様からの拍手と大喝采が、今も耳から離れません。

音楽の無限の可能性を感じた、とても尊い一日となりました。

人と人を繋げ、新しい価値創造をする仕事はたくさんの苦労を伴います。
しかし、それを超える喜びと感動があり、この今の世界で音楽と素晴らしい空間が沢山の人を幸せにする事を再確認させて頂きました。

本公演を行うに伴いご協力を頂きました関係者様、スタッフ、そして素晴らしいアーティストの皆様へ、この場を借りて心より御礼を申し上げます。

(photographed by Kazunori Ishide)