亀井知永子Yongenそのもの２。詳細はアーチストページ参照。水瓶座カスプ

久しぶりのパリでした。パリという街が持つエレガントな響き。しかし、訪れた目的が仕事なら、
パリのムードも“お仕事”一辺倒。お仕事上、宿泊のホテルも決められていて、そこはフィリップスタルクがデザインしたというホテル。部屋にギターがあるというので、かなり期待もしたのですが……

朝食を食べるためにレストランに行くと、そこは黒っぽいスーツのの群れ。

そして、会話の半分はなぜか英語。しかも、微塵のスキもない無慈悲なお仕事英語。

初夏らしいピンクやら淡いブルーのジャケットをラフに着こなす小粋なパリジャンはどこに？

昼間のカフェで訳もなく哲学を語っていた、今にもゴダールの映画に登場しそうな人たちは一体どこに行ってしまったのでしょうか？

雨の中、夜のエッフェル塔に向かいました。

ぎっしりの観光客にもみくちゃにされながら、パリの変貌ぶりを憂い、しかしパリもココからだと実感。ココからがパリの意地の見せ所。かくも美しいエッフェル塔をつくったパリがこのままglobalizationの波に呑み込まれるわけがない。

仕事の本番で来る時は、どこかで芽生えているに違いない新生パリを見つけたいと思います。

その楽しみ、その時に生まれる音楽に対する期待で胸がいっぱいです。