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utautakai

亀井知永子Yongenそのもの2。詳細はアーチストページ参照。水瓶座カスプ

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ずっと以前の話ですが、映像の仕事でアメリカにあるプリンストン高等研究所というところに行ったことがあります。

要は世界中から集められた頭脳が研究費、家、車、すべてがあてがわれて何の心配なく研究に没頭できるという場所です。アインシュタインがずっと在籍していたことでも有名です。

そんな場所で、とても大事にされている時間がありました。それが、ティータイム、お茶の時間です。

その時間になると、研究所の頭脳たちが全員、自分の部屋から出て来て、お茶とケーキを片手に様々な話を繰り広げます。肩書きや年齢といったバリアーを取り払って、好奇心と直感の赴くままに、会話が成されていました。音楽から美術、ついでにスーパーストリングとか、ブラックホールのことなど、さも愉快そうに話合うその光景に、わたしは目を見張ったものです。渦巻く人間の想像力、クリエイティビティーが凄すぎて、不思議な泣き笑いをしたのを覚えています。バイオリンの美しい音色を数式で解説してくれた人もいました。数式はまったく理解できなかったものの、音楽は宇宙とつながっているということを身体で感じることができた貴重な体験でした。それからです。そんな場をつくりたいと、ずっとずっと思い続けていました。

少しでも、そんな場に近づけるよう、Yongenは唄詩絵というイベントを行ってきましたが、今度で5回目となるイベントを、10月12日に開催します。

Yongenを中心に、西谷牧人さん、清水泰明さんという東京交響楽団の精鋭音楽家二人を迎え、それにギタリストの荒谷みつるさん、ギタリスト弓木英梨乃さんを加えたメンバーでお送りします。

さらに今回は、友人でもある伝説の料理人、竹花いち子さんが特別に何やらおいしいものをつくってくれます。竹花さんの料理はひとことで言うなら、そう、人をシアワセにする料理。

そして、アートのコラボレーターとしては、照明家のアンディーヒナゴさんに参加をお願いしました。

テーマは、闇に光る音、闇に光る青です。

プリンストン高等研究所は完全に越えられると思います。音楽のあとで、皆で語り合ったり、笑い合ったり、日常を抜け出して月を愛でたり、音楽の美しさを数式化したい方も、是非!

時間は、17時開場、18時に演奏が始まります。詳細は、イベントページをご覧下さい。