亀井登志夫YONGEN No.1

山下久美子さんは当時九州から出て来たてのホヤホヤで、カーリーヘアーでジャズを歌う、それはイキの好いシンガーだった。

最初に会ったのはデビュー準備中のレコーディングスタジオで、彼女はプロモーション用デモテープ作りの真っ最中。１６ビートにアレンジされた名曲”What a difference a day made”　をキュートに歌っていた。僕はエレキヴァイオリンを持ってくるように言われていて、ソロを弾いてその曲に参加した。

その時は、僕が彼女のデビュー曲を書くことになるなんて思ってもみなかった。

１９８０年に縁あって書き下ろした「バスルームから愛をこめて」は、彼女のみならず亀井の作曲家としてのデビューにもなるのでした。

３５周年記念アルバム発売オメデトウゴザイマス！！！
５０曲、三枚組。密度の濃い時間がギッシリ詰まっていますね。
ホントにタイムスリップしたみたいだ。

書き下ろした新曲の他に僕の書いたは全部で8曲含まれています。

みなさん、どうぞよろしくお願いいたします。